ジャーナリング、エクスプレッシブ・ライティング、ロールレタリング、モーニングページなど、紙とペンを使った技法にはさまざまなものがあります。広義のジャーナリングには、出来事を記録する日記さえも含まれます。一方、狭義のジャーナリングは、思考を文字にして可視化し、客観視することで自己理解を深める手法を指します。ただし、この「狭義のジャーナリング」という考え方は、特定の権威ある人物や学者が定義したものではありません。私がChatGPTとの対話を通じて整理した考え方であり、厳密な意味での定義とは私自身も呼んでいません。


 広義のジャーナリングの起源は古く、古代から行われてきた自己省察の営みにルーツがあります。マルクス・アウレリウスの「自省録」のように、思考や感情を書き記して自分を見つめ直す営みは昔から存在していました。一方で、狭義のジャーナリングは比較的最近になって広まった考え方です。特定の人物が創案したものではなく、エクスプレッシブ・ライティングやモーニングページなど複数の実践が影響し合い、現在の形として自然に定着したものと考えられます。


広義のジャーナリング
 自分の内面や人生に関わる事柄を意図的に書き出す行為全般を指します。出来事の記録としての日記だけでなく、感謝日記、目標設定、アイデアの書き出しなども含まれます。書くことによって思考や感情を整理し、自己理解や創造性を深めることが目的です。広義のジャーナリングは、古代から続く自己省察や記録の文化として行われてきました。


狭義のジャーナリング
 自分の思考や感情を書き出し、可視化することで客観視や整理、自己理解につなげる手法を指します。書き方は自由に書く場合もあれば、テーマや質問を設けて書く場合もあります。狭義のジャーナリングは比較的最近広まった実践ですが、特定の人物が創案したわけではなく、エクスプレッシブ・ライティングやモーニングページなどの複数の実践が影響し合う中で、現在の形として広まったと考えられます。