永井陽一朗
ジャーナリングサロン サティ主宰
ジャーナリング講師
ヴィパッサナー瞑想協会(グリーンヒルWeb会)ボランティアスタッフ
実績:よみうりカルチャー八王子、綱島カルチャーセンター等でジャーナリング講座を開催
著書:「ジャーナリング 書く瞑想で人生の流れを変える」Amazon Kindleストア「ジャーナリング」部門1位獲得
寄稿:「月刊サティ!」2023年9月号、12月号
瞑想と出会う前
初めまして。永井陽一朗です。私は発達障害です。20歳の頃から、絶え間なく続くネガティブな反芻思考(ぐるぐる思考)に囚われていました。その思考はリアルで、内容が荒唐無稽なものであっても臨場感が強く、辛く苦しいものでした。心は常に不調をきたし、仕事は長続きせず、ニートと非正規雇用の仕事を繰り返していました。人生に生きがいを見出せず、虚無感と将来への不安に苛まれていました。
興味のあった仏教書を読み、座禅を組むために寺に通ったこともありましたが、難解な書物を理解することも、坐禅の実践を続けることもできませんでした。
瞑想との出会い
人生の転機が訪れたのは、41歳の時でした。長年「理解しなければ」と執着していた仏教の十二縁起という教えを、「理解できなくても、まあ、いっかあ」と手放した瞬間、道が開けました。偶然にも「ゴエンカ氏のヴィパッサナー瞑想入門」という一冊の本に出会い、十二縁起についての長年の疑問が氷解したのです。禅に「放てば手に満てり」という言葉があります。
それからマインドフルネス、ジャーナリング、そしてマインドフルネスの源流であるヴィパッサナー瞑想と出会いました。
ヴィパッサナー瞑想とは、仏教の始祖ブッダが創始した瞑想法のことです。ヴィパッサナー瞑想やヨガ、禅などの要素に科学的な知見を取り入れたマインドフルネスストレス低減法(MBSR)というものがあり、それを元にした瞑想の実践が総称してマインドフルネスと呼ばれています。ジャーナリングは、自分の思考をノートにありのまま書き出し、それを読み返すことで客観視することのできる技法です。
これらの瞑想の実践によって、私の内面は変化していきました。周囲から「明るくなった」「表情が柔らかくなった」と言われるようになりました。ネガティブな反芻思考(ぐるぐる思考)に囚われ、苦しむことは今もありますが、瞑想によって長年感じていなかった「生きがい」を感じられるようになり、虚無感は全く感じなくなりました。
ジャーナリングによる変化
私は、ジャーナリングによって思考の癖が明らかになりました。それは「事実かどうか、正しいかどうか、延々と検証し続ける思考の癖」でした。中でも、人から言われた悪口が事実かどうか、延々と検証する思考の癖が、20歳の頃からありました。しかし、ジャーナリングによって悪口が事実かどうか検証している思考の癖に気づくと、その思考の癖は激減しました。答えに対する執着を手放してからは、その思考が浮かんでくる頻度が減り、浮かんできてもすぐに考えることをやめられるようになったのです。その後、ぶり返すことはありましたが、再びその思考は沈静化し、時々、小さくぶり返しながら、だんだんとおさまっていき、今ではほとんど悪口が事実かどうか、検証することはなくなりました
悪口以外のことについては、事実かどうか答えを求めて延々と検証し続けてしまうことはありますが、長年、自分を苦しめていた悪口が事実かどうか検証することはほとんど無くなりました。
メッセージ
私の内面や人生を変えたジャーナリングを苦しみを抱える人に届けたい。その思いから「ジャーナリングサロン サティ」の活動を行い、ジャーナリング講座を開講しています。ジャーナリングによって無意識の意識化や自己理解の深まりを体験し、自分を苦しめている思考の癖や思い込みを手放す。苦しみから抜け出し、気持ちを楽にする。私のジャーナリング講座がその一助となればこの上ない喜びです。